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慈恩院山門
この門は元文5年(1740)江戸下谷教安寺九世大厳和尚の寄進により建てた。中央4本の本柱と前後各2本の控柱とから成る四脚門で南側にはくぐり戸をつけてある。三間一戸の楼門である。二階は十本の柱を立て出三斗によって丸桁二重繁垂木(しげたるき)入母屋銅板葺の屋根を支え、その破風には木連格子と菊紋の懸魚(げぎょ)をつけて飾っている。屋根はもともと柿葺(こけらぶき)であった。二階は鐘楼を兼ね大厳寄進の梵鐘があったが戦時中供出した。全体に簡素ながら調和のとれた品のよい山門である。
(昭和60年5月 村文化財指定)