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伴野南堂本尊阿弥陀如来
伴野字南堂にある、本尊阿弥陀如来、室町時代の作である。仏高73.9㎝、台座の高さ33.9㎝、円光背をもった仏像で檜寄木造り、膝の部分に欠損があるほかはもとの姿を残し、当代の作であることが知られる。白毫(はくごう)も肉髪も脱落し、玉眼も用いず、螺髪(らほつ)は五段、均整の取れた端正な姿である。全体茶黒色に塗ってあるが、これは後世のものであろう。この仏像が室町時代作であることは、新納古拙先生の鑑定によって証明されている。
(昭和57年12月 村文化財指定)