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平成26年第4回定例議会挨拶(12月2日)

 本日 ここに第4回定例会を開催いたしましたところ、議員各位におかれましては師走を迎えなにかとご多用の中を全員の皆様にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
 本日第47回衆議院議員総選挙の公示が行われ14日の選挙に向けて師走のさわさわする中、さらにとどめを刺す忙しさを肌で感じさせる、13日間にわたる衆議院選が幕を開けました。
 大義の無い選挙であり、国費の無駄遣いだ、野党つぶしの選挙だ、消費税先送りとアベノミクスに対する審判だ、と様々な意見が飛び交っています。昭和22年に第22回衆議院議員総選挙が新しい憲法のもとで行われたことから換算すると2年半に一回の割合となります。今回の選挙は安倍首相の求心力があるうちにもう一度選挙を行い国民の信任を取り付け、今後予定されている集団的自衛権を始めとした安全保障の法整備やTPP、アベノミクス第三の矢としての規制緩和を始めとした様々な構造改革、という大変重く、リスクのある法整備を行い、長期政権への道を探ろうとするものと思われます。
 毎年1兆円の医療費が増える中、1000兆円を超える政府の借金をいかにして圧縮し、プライマリーバランスを健全化し次世代への借金のつけ回しのスパイラルを断ち切ることができるかが政権に求められる一番の命題であることは間違いありません。

 さて、11月22日夜10時8分には長野県北部の小谷村、長野市を中心に震度6弱の地震が発生しました。今年は木曽で土石流災害が発生したり、御嶽山が噴火したり、今回の地震ということで、長野県内にいくつもの大規模な自然災害が発生しました。
 災害対策本部を立ち上げ、国の激震災害の指定を受ける中、役場職員、県の職員、区の役員をとりまとめながら、対応にあたる小谷村長の姿が目に浮かびます。被災された方々に心よりのお見舞いを申し上げます。
 もちろん災害に備えてのぬかりない対応を日頃、検証し続けることがなにより大切ですが、私たちの豊丘村が位置する伊那谷が、様々な避けることができない自然災害の被災率が低く、まさに静穏で肥沃な土地であることに心から感謝したいと思います。

 今回の補正予算のなかで特に申し上げたいのは残留孤児の父と言われた山本慈昭氏の生涯を描いた映画「望郷の鐘」が封切られることを受けて、豊丘村からもたくさんの被害者を生んでしまった旧河野村の記憶の検証のためにも、村の事業として上映会を開くための予算を計上させていただきました。

 さて、本日私から提案いたします案件は、専決案件を含む条例案件10件、予算案件6件であります。
 特に私から申し上げますと、条例案件では、第3次地方分権一括法による介護保険法の改正により、介護予防のための支援方法に関する基準や包括的支援事業の必要な基準を定める条例制定と、子どもの良質な成育環境を保障し、子ども子育て家庭を社会全体で支援することを目的として国が新たに定めた こども子育て新システム関連3法案に関連する条例制定や、国の特別職職員の給与に関する法律の改正に準拠し常勤特別職と議会議員の期末手当を引き上げる専決処分した条例の承認などを条例案件で提出いたします。
 また、一般会計補正予算第7号では、河野地区への大型工業団地造成に関連する上下水道本管布設工事費の特別会計操出金などを計上し、また、歳入では村税の収入見込み額追加や、ふるさと納税の追加見込みを計上しました。
 上程案件については、以上概要を申し上げましたが、詳細につきましては、副村長・担当課長よりご説明申し上げますので、ご審議、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 12月2日 記

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