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平成27年 第2回定例会 

第2回定例会

第2回定例会

一言ごあいさつ申し上げます。

 本日ここに、平成27年、豊丘村議会第2回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かとご多用のところ、ご出席いただき、諸案件につきましてご審議頂きますことに対し、深く感謝申し上げますとともに、厚くお礼を申し上げる次第でございます。
 先の統一地方選により、見事に当選の栄誉を得られました議員の皆様との初めての定例会となります。初当選された議員の皆様はもちろんのこと、二期目以上の議員の皆様方に於かれても、議会の委員会構成をはじめ、新しいお立場での定例会ということで、さぞや緊張、もしくは気を引き締められての6月議会になることと、お察し申し上げます。
 私におきましても、引き続き2期目の豊丘村の舵取りを任せていただくこととなりました。
 平成27年はいよいよリニアの測量も始まり、中心線の杭も打たれ始めました。また中部電力からの変電所建設の計画並びに鉄塔の建設などの申し入れが、村を始め関係地区へ始まっています。
 村としましてもJR東海がリニアに電力を供給するための変電所を大柏に建設したいむねの情報は共有していたわけですが、中電が南信幹線から電気をリニアに配給するための変電所が大規模に必要だという認識は持ち合わせていませんでした。
 落ち着いて考えてみれば、当たり前のことかもしれませんが、誰もが最初から気づいていたわけではありません。
 これに似たような様々な問題点が工事の進捗によって、具体的な問題として次ぎつぎと起こってくることと思われます。
 当初から懸念される問題と、突然発生してくる新たな問題を、村当局として、しっかりとした対応を行い、村民生活、自然環境に与える影響を可能な限り軽減していかなくてはなりません。
 また6次産業化に関連する、ふるさと納税と仮称村の駅の立ち上げが今期の政策の中心課題となることは、間違いありません。
 ご存知のとおり昨年豊丘村は全国1800余の市町村の中で、14番目といわれる、4億円余のふるさと納税を全国の方々からご寄付いただきました。
 中には換金性の高いお礼品を送ったり、過度なお礼品が問題になっている市町村もある中で、当村は、お礼品として、豊丘村を始めとした地元農産物をお礼品のラインナップに据え、さらには特産の松茸を加えることにより、都市部からの支持を取り付け、さらに、ポータルサイトを使いクレジットカード決済を可能にしたことで、またマスコミにも働きかけて、情報の発信を行ったところ様々のメディアにも取り上げられ、一昨年の50倍という成果を上げることが出来ました。
 内容的にも、全体の4割程度を、お礼品と送料などの事務費に使い、残りは村民の福利厚生や自然環境の保護や、子育て支援に使わさせていただきます。またお礼品で農産物を買い支えることもでき、この7月の桃のお礼品は13000ケースという凄まじい数量となりました。JA南信州の物流が変わるほどと聞いています。リピーターとなって頂くための、安定した商品の発送が何より大切です。
 29年秋の開業を目指す村の駅構想も動き出しました。全国44人の申し込みの中から選ばれた統括支配人が4月より着任し、いよいよ動き出しました。明日3日には、第2回、村の駅開設準備委員会が開催されます。
 4部会制とし、農産物の直売、レストラン、加工品の商品開発、都市と農村の交流の4部会をまずは設置し、それぞれで開業に向けてのコンセプトや具体的な商品開発、物流の在り方や、新しいアイデアを培っていただき、将来のリニア開業や三遠南信道の開通を見据えた第一歩が踏み出せればと願っています。
 私が村政を預かってから、最も難易度が高い、言い換えれば失敗の可能性が高い政策です。しかし難しいからと言って何もしなかったら、何も生まれません。
 政府に於いては、日本の人口減の最大の原因を東京をはじめとした、都市部への人口、特に若い人たちの一極集中にあるとし、地方に雇用を創出し、住みやすく、豊かで、活力のある田舎を実現することによって、日本再生を図ろうとしています。
 私たちが住む伊那谷、豊丘村は、リニア中央新幹線の開業や、三遠南信道の開通により、まさに地方創生のフロントランナーとなるべく、積極的にこの地域の可能性を信じ、豊かで活力のある豊丘村を追い求めて行かなくてはなりません。
さて、本日私から提案いたします案件は、条例案件2件、27年度一般会計補正予算など予算案件3件、固定資産評価審査委員の選任案件1件、26年度繰越明許費繰越計算書など一般案件6件であります。
特に私から申し上げますと、6月定例会の重要な案件であります国民健康保険税条例の改正を提案いたします。
26年度の国民健康保険特別会計の決算は、国保加入者の皆様の御理解とご協力により医療費の支出も予想より圧縮することができ、また、予算計上していた基金からの取り崩しも500万円に抑えることができ、決算をまとめられる見込みとなりました。
しかし、27年度以降医療費の動向を勘案すると現行税率のままでは財政調整基金から2千万円の基金取り崩しを行ってもなお、歳入不足が見込まれるため、27年度は、国保税を被保険者1人当り4.9%引上げるよう算定したものであります。去る5月25日の国保運営協議会でご審議いただき、答申をいただきました。答申を尊重し、条例改正案を提出するものであります。国保事業の財政状況は大変厳しいなかでの条例改正であり、何卒ご理解をお願いいたします。
 また、一般会計補正予算では、27年度当初予算と26年度3月補正予算に二重計上していた国補正予算 地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金関係経費 65,759千円を減額し、また、村道の緊急改良と緊急修繕として16,400千円、宝くじ収益金のコミュニティ事業で採択された 5事業 5,500千円などを計上しました。
上程案件については、以上概要を申し上げましたが、詳細につきましては、副村長・担当課長よりご説明申し上げますので、ご審議、ご決定賜りますようお願い申し上げます。

 村民の皆様、議員の皆様、職員を始めとしたすべての皆様の、ご支援ご協力ご理解を、お願いして、2期目の最初の豊丘村議会定例会のご挨拶とさせていただきます。

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