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平成29年 第4回定例議会

 平成29年第4回定例議会を招集いたしましたところ、議員の皆様方におかれましては、何かとご多用のところ、全員のご出席をいただき条例改正案、並びに平成29年度補正予算案などの重要案件についてご審議頂きますことに対し、深く感謝申し上げますとともに、厚くお礼申し上げます。

 今年を振り返って見ますと、8月以降の天候不順、特に雨が多すぎた為に、市田柿の原料となる生柿の不作、10月の台風によるりんごの被害などが目立ちますが、なんといっても豊丘村特産の松茸の大凶作が話題を呼びました。村のふるさと納税の松茸のお返しも1,000個の予約に対して、200個しかお返しすることが出来ず、残りは来年に持ち越してしまいました。

 昨年は2,300個の申し込み全部を無事お返ししているのですが、3年連続豊作でしたので、今年は不作を予想して1,000個に予約数を落としていたのですが、それでもまったく対応することが出来ませんでした。

 松茸の返礼は、ほかの果物や、農産加工品との抱き合わせになるため、一口10万円コースですので、1,000口で1億円になります。

 松茸の不作の影響で、来年度のふるさと納税への影響は避けられないところですが、今年からは南信州牛をメニューに加えたり、農家が販売に苦労する少しだけ傷物の分けあり果物などの10kg版もラインナップに加えました。来年からは豊丘産のお米も返礼品の仲間入りできるようになります。

 豊丘村のふるさと納税の返礼品につきましては、総務省の指導するふるさと納税の本旨にまさに合致していますので、今後もしっかりと取り組むことで、豊丘村をはじめとした南信州全体の農産品や農産加工品を買い支え、その他を村の子育て支援を中心に全世代に対する福祉施策に使わせていただいていきます。

 次に、道の駅の進捗状況について申し上げます。

 道の駅「南信州とよおかマルシェ」は、国土交通省「道の駅」として11月17日に県下では、46番目の道の駅として正式登録されました。今後はカーナビや道路地図にも順次掲載されて参ります。本体工事は足場も取れ全体像がはっきり見えるようになり、予定どおり順調に進んでいます。

 道の駅南信州とよおかマルシェを運営する法人、「株式会社豊かな丘」は今月上旬の法人登記を予定しています。設立後は、村民・企業の皆様から出資者を募ってまいります。

 道の駅「南信州とよおかマルシェ」は、全国初の「小さな拠点税制」に認定を受けていますので個人の方からの出資金については税制の優遇措置がありますので多くの皆様のご協力をお願いします。

 また、道の駅で働く主要スタッフも決まり、4月下旬のオープンに向けた準備を着実に進めてまいります。

 最近は豊丘村外の皆様からも開店を楽しみにしているとの声もよく聞かれ、飯田下伊那地方の皆様の期待感がうかがわれます。

 第30回「とよおかまつり」につきましても、天候不順の中、2日間好天に恵まれ、また実行委員の皆様の、企画力、団結力の中で盛大に開催されました。

 主催者発表では4万人を超える来場者数で近隣の行政主体の収穫祭ではダントツの規模との評判でした。ご来場の皆様、スタッフの皆様には心からのお礼を申し上げます。

 県議会議員定数1減に伴う区割り変更について申し上げます。

 県議会選挙区等調査特別委員会は明日の県議会本会議に飯田市区と下伊那郡区を合区して県会議員定数を5人から4人とし、議員一人当たりの1票の格差を県内で2.144倍とする条例改正案を提出することとなりました。

 当地域の特色である、県庁との距離や広大な山間部を有しているなど様々な諸課題を考慮せず、定数減に至ったことは大変に残念ですが、議員定数や区割りについては議会の専決事項ですので、決定してしまえば抗うわけにはいきません。南信州広域連合は定住自立圏構想を全国に先駆けて実施したり、毎月の連合会議で広域消防やごみ処理などの一般的な施策のみならず、リニア中央新幹線の開業や、三遠南信道の開通を見据え、将来の伊那谷の在り方を探る中で、今、未来の伊那谷像に向かって何ができるかを真剣に討議し、実践にも移しています。

 県会議員の議席数が減ることや、郡区と市区の行政課題の差など、合区による新たな課題も生まれるかもしれませんが、決定された以上、最終的には合区の利点を生かせるような各町村の特色ある運営は勿論のこと、さらなる広域行政運営をして行かなくてはなりません。

 さて、本日私から提案いたします案件は、条例案件7件、平成29年度補正予算5件のほか一般案件1件であります。

 特に私から申し上げますと、条例案件では、人事院勧告並びに改正特別職給与法に準じて、常勤特別職・議員・一般職員の給与条例改正を上程いたします。

 一般会計補正予算は、総務費の自治振興費で区民会館の新築・改修に関連して備品整備補助金等の追加費用として940万円、農業費の農業振興費で水稲育苗センターの移転に伴い整備補助金300万円を新たに計上し、また、特別職や議員・一般職員の給与改正に伴う人件費等を計上しました。

 また、歳入では個人住民税・固定資産税などの村税の収入見込み額が増加したことによる1,458万円の追加をしたほか、各種事業の財源となる国庫補助金や起債借入額などを計上しました。

 上程案件については、以上概要を申し上げましたが、詳細につきましては、副村長・担当課長よりご説明申し上げますので、ご審議、ご決定賜りますようお願い申し上げます。




平成29年12月7日   豊丘村長 下平喜隆

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