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佐原野田平観音

 観音菩薩は、最も広く崇拝された菩薩である。衆生を救うために三十三種に化身することから札所も三十三箇所あり、山道観音も三十三尊像が安置されている。村内には、文化・文政の頃から、相ついで山道へ三十三番の観音石仏が立てられた。当時は、農家にとって、農耕や山稼ぎに最も大切なものは馬であった。険しい山道を、馬を曳いて行き来することは大変危険を伴なう仕事であった。そのため馬の災難を除き山道での安全を祈り、観音の加護を願うために安置されたのが山道三十三番観音である。そうした山道観音が村内には六箇所ある。
 「佐原野田平観音」は林里の熊野坂上り口から始まって林原、木門を通り、佐原を経て、坂島峠を越え坂島に下り、坂島横手を過ぎて、野田平に至る間に祀られている。

(平成21年1月)

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