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境なし古墳
柿外土東養寺跡周辺には五つの古墳があったが、その内のひとつが境なし古墳である。造られた当時はかなり大きな円墳であったが、削られてしまい、現在は径9m、高さが2.8mの封土が残っているにすぎない。石室はなかったようである。大正11年春に直刀が出土したが、祟(たた)りを恐れて祠の下へ埋めたという。
塚の上には若宮の小祠があり、以前は椿の大樹もあったが枯れてしまい、今はその二代目が茂っている。
(昭和60年4月 村文化財指定)