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リニア中央新幹線環境影響評価準備書公表にあたり

 9月18日にJR東海によりリニアに関する準備書が公表され、リニア中央新幹線のルートと長野県の駅の位置が確定されました。
 豊丘村では萩野の地下220m、虻川アナンタ付近の地下50m、千駄木会所付近の地下250m、場地沢橋の地下100m、柏原団地南側の地下80mを抜け、壬生沢線の小園と壬生沢の境へトンネルの出入り口が建設されます。路線はすぐに壬生沢川を喬木村にわたり、マツザワ喬木工場の南側、平安祭典喬木斎場の北側を通り天竜川をまたいで、長野県駅が建設されるパチンコダイナムの付近へ向かいます。
実際に本格的に工事が始まって、工事用車両が村の道路を走り出すのは27年度に入ってからだそうです。
 発生土の利用の方法と箇所選定、工事用車両の村内通過に伴う諸問題、地下トンネル掘削による地下水や表流水の水枯れへの不安、路線沿線の住民に及ぼす、直接・間接的なさまざまな影響に対する補償問題などに、いよいよ村が具体的に対処し村民の皆さまの不安や要望にどう応えていけるかが、これからの最大の課題です。今後、JR東海や、鉄道・運輸機構、直接施工する大手ゼネコンなどと情報を共有するなかで、村民の皆さまの不安感を払拭し、ご要望に対応していきます。
 リニアの建設には各種のクリアすべき課題もあるわけですが、完成した暁には、日本の人口の約半分が集まるという三大都市圏の東京、名古屋、大阪が67分で結ばれます。そして、この豊丘村のある伊那谷は、リニアで約1時間で結ばれる巨大な都市圏の中央に位置することになります。言い換えれば、この豊丘村に、日本の全人口の半分以上が自宅から全行程でも2時間以内に訪れることが可能になるわけです。
 都会にはない素晴らしい自然と農業が織りなす日本の原風景を保ち、さらに災害に対しても高い安全性を有するこの地域が、都市部にリニアというツールによって組み込まれたとき、都市部の企業や各種公共団体、住民が注目しないはずはありません。
 20年、30年後の未来は正確には予測できませんが、リニアが私たち豊丘村の将来に向けて、まさに千載一遇のチャンスであることを信じて、積極的な村づくりを村民の皆さまと共に行っていく所存です。

リニア中央新幹線 環境影響評価準備書説明会

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