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令和2年 議会第4回定例会

 令和2年 議会第4回定例会

 令和2年議会第4回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方におかれましては、何かとご多用のところ、全員のご出席をいただき条例改正案、並びに令和2年度補正予算案などの重要案件についてご審議頂きますことに深く感謝するとともに、厚くお礼申し上げます。

 今年もいよいよ師走を迎えました。師走独特の少しそわそわして落ち着きのない空気感は例年と同じですが、今年は新型コロナウイルス禍の中で年末年始を迎えます。

 令和元年11月に中国湖北省、武漢の海鮮市場が発生源と中国側が発表している新型コロナウイルスの猛威が早一年にわたって世界を震撼させています。海鮮市場のすぐ近くにはコウモリウイルスの研究所があり、独立機関による発生源の真相解明を求める声が世界各国で強まっています。

現 在、世界各国では、パンデミックの第三波、第四波の広がりによりついに感染者数が6千万人を超え、死亡者も140万人を上回りました。

我が国においても都市部を中心に第三波の影響で連日2千人超えの感染者数を記録し重症患者も4百名以上に達しています。

長野県もいよいよ新規感染者数が毎日二桁の人数で発表されるのが普通となってきました。そのような感染状況の中でも、飯田下伊那からはしばらく感染のニュースは伝わってきません。それだけ感染の拡大している地域との人の往来が少ないと言う事です。しかしながらこれから迎える年末年始は、コロナの影響でしばらくは自粛していた家族の帰省などで、地元にも感染者が現れる確率はかなり高くなると言えるでしょう。

成人式につきましても1月3日に、多少の人数制限は設けますが例年どおり開催いたします。開催にあたっては、飯伊地区外からの参加者には抗原検査を村費で受けていただき感染防止に努めます。

帰省される一般の方に於かれましても、帰省直前に抗原検査かPCR検査を受けていただく事が、田舎の家族やご自分を守る事にもつながると考えます。

ふるさと納税について申し上げます。

昨年の松茸の大凶作の影響で、一昨年に予約を受け付けていた返礼分千口につきましては、全千件分が今年に回されていたわけですが、なんと今年も松茸は例年の三分の一程度の不作となりました。しかし森林組合の協力もあり、11月の初旬には全件、返礼品を届ける事が出来ました。来年の募集につきましては例年どおりに行えます。しかし一番人気の桃につきましては、数量不足のため、今までの様な数量を確保することが難しくなってきました。

竜神大橋について申し上げます。

今年の冬からいよいよ橋台と橋脚建設の工事が始まります。豊丘村と喬木村が力を合わせて昭和62年から着工した竜東一貫道路が、令和7年の竜神大橋の完成によって初期の目的が完遂されます。そもそも竜東地区には主要道路は県道伊那生田飯田線一本のみでした。主要道路の二重系化の具体策を具現化し、現在の豊丘、喬木の発展の礎を築いていただいた、当時の豊丘村と喬木村の理事者並びに関係各位には敬意を表させていただきたいと思います。

11月20日には高森町にメガドンキホーテが開店しました。長野県南部としては最大の規模です。相乗効果により飯田下伊那のみならず上伊那から当村への来客も期待されます。竜神大橋の開通は竜西、竜東の分け隔てなく飯田市と私たちの下伊那北部地区の発展に寄与する事は間違いありません。

道の駅、南信州とよおかマルシェにつきましても、内閣府の小さな拠点事業の追加予算を頂き、今年度中に北側の用地を買収して、レンタサイクルのターミナルと竹ボイラーを利用した足湯を整備し、さらには手狭となった駐車場も拡幅していきます。

サイクリングコースを天竜川堤防や、中段地域に整備する事で他地域との連携が図れれば、新型コロナの影響で拡大し始めているアウトドアスポーツの振興を図り、高森町が川の駅構想で打ち出しているカヌーやビーチバレーの振興と共に、リニア開業後の移住や観光、ワーケーションやリモートワークの拠点として育てていく事も可能になります。



さて、本日私から提案いたします案件は、条例案件10件、令和2年度補正予算3件であります。

特に私から申し上げますと、条例案件では、公職選挙法の改正法に基づき、議会議員と村長選挙の選挙運動経費の公費負担に関する条例の制定、村の審議会や委員会について、地方自治法の規定に基づき条例において整備する関係、また、人事院勧告に基づく改正国家公務員給与関係法 並びに改正特別職給与法に準じて、常勤特別職・議会議員・一般職員の給与条例改正案などを上程いたします。

次に補正予算について申し上げます。

一般会計補正予算の歳出ですが、総務費では、村で管理する「りんご」と「こぶし」がモチーフされた街路灯のLED化工事に3,000万円、ふるさと納税関係で返礼品購入費用の不足額として9,000万円、定住促進のための住宅用地取得や住宅建築が今年度も好調なことにより助成金600万円を追加、民生費と教育費では、飯伊地域外からの成人式参加者や帰省する学生、村内介護・医療施設従事者、また、介護施設を利用される高齢者が新型コロナウイルスの抗原検査を受ける費用の助成金として112万円、土木費と災害復旧費では、7月の豪雨災害関係で9月に補正計上した予算について、実施箇所や事業費が概ね固まってきたため、費目ごと現計予算を増額や減額計上させていただきました。

一般会計補正予算の歳入では、主なものとして、前年度より工事を進めてまいりました小園地籍の宅地造成が完成し、1月に売り出しの見込みが立ったため、分譲代金として4,650万円を計上、ふるさと納税寄附金については、コロナ禍でサイト閲覧時間が増えた影響もあってか好調なため、このタイミングで2億円を増額計上しました。

歳出で申し上げましたとおり、7月豪雨災害の対応経費を大きく調整したため、国・県補助金や村債についても増額や減額をそれぞれ計上しています。また、当初予算から9月補正予算までの財源不足を補うため、1億6,500万円の取崩しを計上してきた減債基金ですが、今回の補正予算において、自主財源が何とか確保できる目途が立ったため、全額の繰り入れを取りやめるよう計上させていただきました。



 上程案件については、以上概要を申し上げましたが、詳細につきましては、副村長・担当課長よりご説明申し上げますので、ご審議、ご決定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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