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議会第3回定例会
令和7年 議会第3回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方におかれましては、何かとご多用のところ、全員のご出席をいただき、令和6年度決算、並びに令和7年度補正予算案などの重要案件についてご審議いただきますことに対し、厚くお礼申し上げます。さて、今年も秋の収穫期が近づいてきました。果物については、品種により作柄の差がありますが、高温障害や雨不足の影響で、多少小ぶりではあるが、糖度は高いと報道されています。
米においては、気温が高かったことがどの程度品質に影響するか、収穫してみないと分からないと言われています。
さらに、豊丘村と言えば、秋の松茸です。昨年度は史上空前の大豊作でであったため、道の駅とよおかマルシェ、森林組合共に松茸を求めるお客さんで大盛況でした。今年は8月上旬に3日間、まとまった雨が降りましたが、その後は軽い夕立くらいで、そろそろやや多めの雨も欲しいものです。
前にもお話させていただいた、福島に千駄木と言う地名があります。地名の由来は諸説ありますが、「千駄焚き」と呼ばれた雨乞いの儀式を行ったとされる場所に付けられる名前だそうです。
奇しくも先週土曜日に武田信玄の狼煙リレーが伊那谷全体、23か所で行われました。敵が攻めてきたことをいち早く甲府まで知らせるための狼煙リレーですが、現在は県境の根羽村、そまじ峠から塩尻までの間で行われています。この狼煙リレーに合わせて、千駄木にあるてっぺん公園で松茸や農産物の豊作を願い『千駄焚き』を盛大に行えば、マスコミ受けもさることながら、豊丘村と松茸の宣伝も大いに盛り上がること間違いないと、一人でほくそえんで、この原稿を書きました。
松茸の豊作を祈るばかりです。
令和6年度一般会計決算について申し上げます。
令和6年度決算は、歳入総額が71億6,538万円、歳出総額が62億8,006万円となり、歳入は前年比+11億3,920万5千円(+18.9%)、歳出は前年比+9億6,676万7千円(+18.2%)の大幅増となりました。この決算規模は、新型コロナウイルス感染症関連支出や大型ハード事業等が重なり過去最大となった令和2年度に次いで過去2番目に大きなものです。
歳入については、寄附金(前年比+8憶2,588万円、+95.1%)や諸収入(前年比+7,995万7千円、+108.6%)、地方特例交付金(前年比+2,927万3千円、+319.5%)等により大幅な増加となりました。
歳出についても、決算剰余金を見込んだ基金の積立の増(前年比+5億176万2千円、+66.0%)や、ふるさと納税の増収に比例した経費の増(前年比+2億1,694万円、+41.7%)、道路・水路等の改良・修繕に係る緊急自然災害防止対策事業、社会資本整備総合交付金村道改良事業の増があり、こちらも大幅増となりました。
その結果、歳入歳出差引は 8億8,532万円となり、ここから明許繰越及び事故繰越しにより、令和6年度から令和7年度に繰り越した事業に必要な一般財源1憶5,204万4千円を差し引いた実質収支は、7億3,327万6千円となり、前年比+1憶5,375万1千円と増加しました。
さて、本日私から提案いたします案件は、条例案件4件、令和7年度一般会計補正予算など予算案件3件、令和6年度決算認定の案件6件、同意・報告案件4件であります。
特に私から申し上げますと、条例案件では、国の法などの改正に伴い必要となった、職員の育児支援に関係した村の条例改正案を中心に上程させていただきます。
補正予算について申し上げます。
令和7年度一般会計補正予算の歳出では、総務費にふるさと納税返礼品の不足額を、農業費にクラインガルデン整備事業と水路改修工事(木門井)の工事費不足額を中心に計上しているところです。
一般会計補正予算の歳入では、普通交付税の交付額が決定し、当初予算との差額2,360万円余を減額、クラインガルデン事業予算へ充当するため、公共施設等維持整備基金を取り崩しての繰入金を5,000万円計上、令和6年度決算の確定により繰越金2億3,300万円余を追加計上させていただきました。
令和6年度決算の状況については、先程申し上げたとおりです。
過去の道の駅などの大型事業の実施や、近年の緊急自然災害防止対策事業債などの有利な起債を活用した事業の実施に伴い、実質公債費比率などの財政健全化比率の数値に注意する部分も若干ありますが、将来負担比率は基金の積み増しなどにより改善傾向にあり、現時点では、概ね健全な財政運営ができていると認識しているところです。
上程案件については、以上、概略を申し上げましたが、詳細につきましては、副村長・担当課長よりご説明申し上げますので、ご審議・ご決定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。