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議会第3回定例会
令和8年 議会第3回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方におかれましては、何かとご多用のところ、全員のご出席をいただき、令和7年度決算、並びに令和8年度補正予算案などの重要案件についてご審議いただきますことに対し、厚くお礼申し上げます。
さて、今年も秋の収穫期となってきました。果物については、イチゴ、サクランボ、桃、ナシ、ブドウ、リンゴと、ここまでは特別に挨拶で触れるほどのトラブルもなく、糖度も高く出来も上々とのことです。
米については、昨年度の令和の米騒動に振り回された結果、コメ余りで単価が下がり、農家とすれば昨年減らした備蓄米を政府に買い上げていただき、価格を維持したいところ、物価高の折、政府は難色を示しているとのことですが、昨日のニュースでは備蓄米21万トンの買い上げを政府は決めたようです。さらには食品の消費税率が1パーセントになることで、売り上げ1千万円以下の農家は益税部分が8分の1になります。農業資材が高騰する中、市場価格で売価が決まるため、農家にとっては死活問題に発展する場合もありそうです。
さて、豊丘村と言えば、秋の松茸です。昨年度は雨量が足らず、一瞬で収穫が終了してしまいました。ふるさと納税のお返しも約半数の460口が昨年はお返しできませんでした。今後の雨量に期待するばかりです。
雨量と言えば異常気象による世界各地の大洪水、ヨーロッパの異常熱波、高温に起因した大規模な山火事、ネパールの氷河崩落による土石流、海水温や気温の上昇に伴う様々な環境変化、さらにはなぜか気象災害のみならず、地震も世界中で増えているように感じます。AIに聞いてみたところ、世界的にはそれぞれ固有の地震の仕組みがあるため、地震が多いとはひとくくりには言えないそうです。しかし日本においては近年震度4以上の群発地震が各地で増えているそうです。
熊本県の益城町や八代市、熊本市、さらには千葉市の時間当たり115ミリの記録的豪雨など、一部地域では、地震と洪水のダブルパンチに見舞われました。亡くなられた方々には衷心よりお悔やみを、被災された方々にはお見舞いを申し上げます。さらには、熊本県においては、被災していない地域の観光までがキャンセルされていて、経済的損失は計り知れないとのことです。
政府には様々な角度からの、被災地支援を期待します。
最近、世界中で政治、経済に起因する対立や、宗教、民族の歴史、文化の解釈の差から、解決策の処方箋が見つからない紛争、戦争が多発しています。少し暗い気持ちに落ち込みます。
一昨年、東京で首長向けの防災講議を受けた時、講師が数万年に一度は巨大隕石が地球に衝突するとのことで、そろそろそのタイミングが来ていますと言われたことを思い出しました。
話は変わりますが、最近のAIの飛躍的な進歩です。ゲルマニウムラジオも直せない私ですので、まともな判断も出来ませんが、クロード・ミュトスを開発したアンソロビックの経営者が、その驚異的なサイバーセキュリティ能力を恐れ、一般公開を見送りました。
開発を誤ると、核兵器より恐ろしい結果を招くそうです。どこかの国の核ミサイルの発射ボタンを押してしまうかも知れません。中国で開催された人型ロボットのオリンピックを見て、昔流行った映画、ターミネイターがまさに現実化してきたかのように感じるのは、私一人ではないと思います。
人間が発明した科学の結晶が、人間を破滅に導かないことを願うばかりです。
天文学者フランク・ドレイクは、「文明は高度に発達すると、核戦争や環境破壊、あるいはAIの暴走などで自滅するため、寿命が短く、同時期に二つの文明が宇宙に存在する確率が極めて低くなり、文明が進んだ宇宙人には出会えない」と言う結論をドレイクの方程式で示しています。有名なカール・セーガン博士も支持しています。
少し暗い話題の開会の挨拶となってしまいました。
令和7年度一般会計決算について申し上げます。
令和7年度決算は、歳入総額が 72億8,722万円、歳出総額が 58億1,418万円となり、歳入は前年比+1億2,184万円(+1.7%)と増加、歳出は前年比▲4億6,587万円(▲7.4%)と減少しました。この決算規模は、歳出では過去4番目、歳入では前年度を超えて過去2番目に大きなものです。
歳入については、繰越金(前年比+1億7,243万円、+24.2%)が最も増加額が多く、次いで村税(前年比+5,519万円、+7.1%)、財産収入(前年比+4,210万円、+181.7%)や地方交付税(前年比+3,470万円、+1.6%)等により増加となりました。
歳出については、ふるさと納税の増収に比例した経費の増による企画費の増(前年比+1億1,205万円、+15.1%)や農業総合振興事業やクラインガルテン事業による農業振興費の増(前年比+8,314万円、+115.4%)があったものの、基金積立額の減(前年比▲6億4,277万円、▲84.5%)や土地改良事業、農地耕作条件改善事業の減(前年比▲1億0,794万円、▲57.2%)、道路改良事業等の減(前年比▲7,337万円、▲26.3%)が大きく影響し、全体としては歳出額が圧縮された形となりました。
その結果、歳入歳出差引は 14億7,303万円となり、ここから明許繰越により7年度から8年度に繰り越した事業に必要な一般財源 3億7,969万円を差し引いた実質収支は 10億9,333万円となり、前年比+3億6,006万円と増加しました。
さて、本日私から提案いたします案件は、条例案件2件、令和8年度一般会計補正予算など予算案件4件、令和7年度決算認定の案件6件、報告案件3件であります。
特に私から申し上げますと、条例案件では、国の法などの改正に伴い必要となった、村の条例改正案を上程させていただきます。
補正予算について申し上げます。
令和8年度一般会計補正予算の歳出では、総務費にふるさと納税返礼品の追加額を、農業費に農業総合振興事業補助金の不足額と、天竜川に設置されている竜東井取水口の構築物修繕工事費を中心に計上しているところです。
一般会計補正予算の歳入では、個人住民税の課税額と普通交付税の交付額が固まりましたので、当初予算との差額を増額、竜東井構築物の修繕工事に充当するための起債の追加、令和7年度決算の確定により繰越金5億9,300万円余を追加計上しています。
なお、令和8年度当初予算の歳入予算に計上した、減債基金と公共施設等維持整備基金の取り崩し1億4,200万円については、令和7年度決算における実質収支の一定程度の額の確保と、補正後の予備費計上額の状況などを考慮して取りやめる内容を計上させていただきました。
令和7年度決算の状況については、先程、申し上げたとおりです。
過去の道の駅などの大型事業の実施や、近年の緊急自然災害防止対策事業債などの有利な起債を活用した事業の実施に伴い、実質公債費比率などの財政健全化比率の数値に若干注意する部分もありますが、将来負担比率は基金の積み増しなどにより改善傾向にあり、現時点では、概ね健全な財政運営ができていると認識しているところです。
上程案件については、以上、概略を申し上げましたが、詳細につきましては、副村長・担当課長よりご説明申し上げますので、ご審議・ご決定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。